【交換派遣留学に選ばれるには?】出願時にやるべきことと対策

こんにちは、りるです。

自己紹介でもお伝えした通り、私は現在所属大学(日本の大学)の交換留学の制度を利用してアメリカの大学に約1年間留学しているのですが、どのような経緯で留学の枠を勝ち取ったかを実体験をベースにお伝えしたいと思います。

現在大学生で、交換留学をしたいと考えている方や出願の準備をしている方の参考になれば嬉しいです。

 

まず、交換留学とは何なのかを軽く説明します

交換留学とは、主に大学が協定を結んでいる海外の大学と生徒を"交換”する形態の留学のことを指します。期間は多くの場合1セメスターから2セメスター(半年から約1年)です。休学するわけではないので、学年進行もあります。

 

交換留学のメリットは大きく2つあって、1つ目は現地の大学の学費を払わなくていいということです。交換留学の場合は、基本的には自分の所属している大学の学費を納めるだけで大丈夫です!特に私が留学しているアメリカは学費が日本と比較するとかなり高く、特に私立大学の場合は全米平均で年間$40,000ドル(約536万円)もします。交換留学生はこの学費が免除されるので、大学で勉強してみたいけど、正規で行くのは...という人にはおすすめです。

ただ、気を付けないといけないのが、基本的に寮やミールプラン、医療保険、その他の施設使用料などは自己負担になるので、お金は結局かなりかかります。留学にかかった合計金額などはまた改めて紹介します!(恐ろしい...)

 

交換留学のメリット2つ目は、単位が互換できることです。これは取る授業や所属大学の規定、専攻にもよると思うのですが、大抵の場合は現地の大学で取った単位を日本の大学の単位に移行できるので、留学しても留年せずストレートで卒業できます。ただ、私の周りでは就職活動や卒業論文との兼ね合いで、あえて留年する人も多いです。(全てオンラインで留学中に就活終えた人もいます!)

 

ここまででかなり前置きが長くなりましたが、本題の「交換派遣留学に選ばれるには?」という部分を話したいと思います。

 

交換留学は、大学生の中ではかなり人気の留学方法でありながら、枠が予め決まっており、大学によっては希望者が多く、倍率が高くなる場合があります。(特に英語圏は人気です)私が応募した2022年度留学はコロナが少し落ち着いてきたということもあり、応募者も多かったように思います。そんな中で私が学内選考で選ばれるために意識していたことをお伝えします!

 

1. GPAは最低基準よりも上を死守しておく

GPAは今すぐに上げられるものではないので、「何だよ!」となる方もいるかもしれませんが、GPAは高いに越したことはないと思います。派遣留学は所属大学を代表して行くものなので、大学側も真面目に勉強している人を送り出したいと思うからです!ただGPAだけで決まるわけではないので、要件ギリギリだからといって諦めるのはもったいないと思います。私は大学に入った当初からなんとなく交換留学を考えていたので、コツコツ勉強してはいましたが、ノリで取った中国語に撃沈し、結局出願時は3.4くらいでした。

 

2. 出願動機はしっかり考えて書く

多くの大学で交換留学の学内選考に出願する時に願書やエッセイのようなものを要求されると思うのですが、私はこれがめちゃくちゃ重要だと思います!!!

私の場合は、志望動機と現地の大学で学んだことをどう活かすかの2項目について主に書いたのですが、「なぜ交換留学でなければいけないのか」「なぜその大学でなければならないのか」という2点を軸にしていました。

例えば、志望動機には「現地の英語を学びたい」や「海外の文化に触れたい」という理由だとじゃあ語学学校や旅行でいいじゃん、となり交換留学の動機としては少し不十分だと思ったので、私の場合は、「所属大学で授業を取り、興味を持った〇〇について知見を広げたく、アメリカのこの大学の△△学部の〜教授の授業を取りたい」というようにかなり具体的に行きたい大学のシラバスなどをチェックしてその大学でなければいけない理由を書きました。

また、日本に帰ってきてからの活かし方については、卒業論文のテーマや所属ゼミとの関連性を意識して書きました。(留学先での〜に関する授業を卒業論文に活かしたみたいな笑)あとは、英語運用能力の向上が将来役に立つ的なことも少しだけ書きました。ただメインはあくまで「留学先での学びが、帰国後の卒業論文や学びに結びつく」という部分のアピールにしました。

 

3. 留学先の場所についてよく調べておく

2で「なぜその大学じゃないとダメなのか」について詳しく書いたと言ったのですが、交換留学は希望がいくつか出せる場合もあり、私は第3希望まで出すことができました。

とは言っても全部の大学についてそこでなければいけない理由を書くのは難しいので、私は第1希望の大学についてしか書かなかったのですが、選考の面接でなぜこの3つの大学を選んだのか、について聞かれました。私はアメリ東海岸の大学を2つと、西海岸の大学を1つ選んでいたのですが、まさかそのような質問をされると思わなかったので、少し焦りました笑 

ただ、私が選んでいた大学の場所には全て「移民が多いリベラルな州」という共通点があって、それが私の学びたいことと大きく関連していたので、そのように答えました。これはたまたまではなく、事前に調べてそのような場所の大学を選んでいたので、しっかり下調べをしておいて良かったなと思いました。

あとは留学先の場所について調べておくと、校風なども何となく分かったりするので出願先を絞る時にも役立つと思います!

 

4. TOEFLやIELTSの受験は早めに

英語圏に留学する場合は、TOEFLなどの英語試験のスコア提出を要求されることが多いと思うのですが、これらの試験は受験直後にスコアレポートがもらえるわけではないので(TOEFLは最低4日ほどかかる)学内選考の締め切りから余裕を持って受験することをおすすめします!

私は選考締め切りの1週間前くらいに詰め込み勉強をしてオンラインで受けたのですが、スコアレポートが開示されたのが締め切りの2日前で、間に合わないかと思って本当にヒヤヒヤしました笑 

 

こんな感じでかなりの文量を書いてしまいましたが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです!今回は触れられませんでしたが、私が留学先で勉強していることなどもいずれ紹介できればと思います。

ではまた!!